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2013年1月5日土曜日

Lsyncd 監視対象ファイルの上限

Lsyncdが利用している inotifyが監視できるファイル数には上限があります。
この上限を超えると、Lsyncdは動作を停止 or 起動してくれません。

起動しようとすると、こんなエラーが発生します。(しました)

lsyncd: Error, Terminating since out of inotify watches.#012Consider increasing /proc/sys/fs/inotify/max_user_watches


ちなみに、上限値は以下で確認できます。
[root@cent6 ~]# cat /proc/sys/fs/inotify/max_user_watches
8192
[root@cent6 ~]#


これじゃ、ちょっと心もとないので、大きな値に変更します。
[root@centos6 ~]# cp -ip /etc/sysctl.conf{,.org}
[root@centos6 ~]# vi /etc/sysctl.conf

fs.inotify.max_user_watches = 819200

[root@centos6 ~]# /sbin/sysctl -p

かなり大きな値に設定していますが、システムへの負荷はあまり掛かっていないようです。

Lsyncd が 同期を開始するまでの遅延時間(待ち時間)

Lsyncd が、ファイルの変更を検知して、実際に同期を開始するまでに、ちょっと時間がかかります。

これは、lsyncdが意図的に遅延させているだけなので、設定で変更することができます。

ちなみに、標準では 15秒の遅延時間が設定されているようです。


で、上書きの方法は

コマンドラインで実行する場合は、以下のように -delay オプションを指定して、lsyncd を起動します。

# lsyncd -delay 3 -rsyncssh  ……


設定ファイルに書く場合は

settings の項目に、 delay オプションを設定すればOKです。


settings {
        logfile = "/var/log/lsyncd.log",
        statsfile = "/var/run/lsyncd.status",
        delay = "3",
}